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資産形成とターゲット・イヤー・ファンド |
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投資信託は資産形成に適していると言われています。
主な理由は以下の点です。
適切な資産形成に不可欠な要素、投資対象の分散・投資タイミングの分散・長期投資、のうち投資対象の分散を行ってくれる。
たとえば、理想的な投資対象の分散というと、国内株式、国際株式、国内債券、外国債券の4種類ですが、これらすべてを購入しようとすると、とんでもない金額が必要になります。それが投資信託を活用すれば最多でも4つのファンドの購入で済み、バランス型のファンドであれば1本の購入で済んでしまいます。
すなわち、4万円(一般的な投資信託の最低購入価格×4)、もしくは1万円(同×1)あれば、極端な話ではありますが、理想的な資産配分が可能ということになります。
また、個別銘柄の売買をプロに任せることができるので、随時チェックしなくても大丈夫です。むしろ、一旦投資信託を購入したら、なるべくほったらかしにしましょう。半年に1度〜1年に一度、運用成績を確認すればそれで充分です。
ちょくちょくチェックしたがる人に限って、一時的な基準価格の下落にあわてて底値で解約しちゃったりするものです。
もし長期的な資産形成のツールとして投資信託を考えているのであれば、短期的な売買は運用成果の面からも、手数料という面からも損をする可能性が高いです。
とはいえ、リスクの許容度や資産形成の方針は収入、支出や年齢に影響され変化していきます。当然そういった場合には自身の保有している投資信託を見直すことも必要です。
そんな手間も惜しいという人には、ターゲット・イヤー・ファンド(ライフサイクルファンド)がおすすめです。
このファンドは、バランス型の投資信託なのですが、なんと年とともに投資信託の中の資産配分があらかじめ決められた割合で変化していきます。
要するに完全に手放しで任せられる投資信託ということです。
たとえば、2050年ターゲット・イヤー・ファンドがあったとします。
現在(2009)年の段階ではほとんどが株式で運用されています。なぜなら、これを購入する人は2045年近辺で引退(定年退職)する前提ですので、逆算すると現在20歳前後。まだまだ働ける期間=投資信託を運用できる期間が残っていますので、今はリスクを多めにとって、資産を増やすことを狙おうという考えです。
一方、このファンドの場合、年を追うごとに債券などの比較的安定した資産の割合を増やしていき、2040年ごろには資産の多くが債券や短期金融資産にとってかわります。
2045年に定年退職する人からすれば、この虎の子の投資信託も立派な老後資金として考えているはず。
昨年のリーマン・ショックのようなことが再び起きて、定年退職寸前で投資資産が半分になってしまう・・・などということを避けるために、上述のようなロールダウン(資産構成の変化)をさせているわけです。
唯一の欠点は、ファンド・オブ・ファンズ形式で運用されるため手数料が比較的高いことです。
また、当然ですが、いくら楽チンファンドとは言っても投資商品ですので元本割れの可能性などはあります。
そういった点も踏まえたうえで、このターゲット・イヤー・ファンドは米国において凄まじい人気を誇っており、今後日本でもかなり脚光を浴びることになると思います。
みなさん、ギャンブルはFXやシステム・トレードで!資産形成は投資信託できちんとやりましょう!
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