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  投資信託・FXのトラスト・トレーダーズ > 投資コラム > 09年11月28日 急加速する円高と日経平均の下落について
  急加速する円高と日経平均の下落について
11月27日は日本の相場関係者にとって非常に嫌な市況となりました。

為替は円が一時84円台まで急伸し、日本経済を支える外需関連の銘柄は大幅下落しました。

また、中東のドバイワールドが債務の返済猶予を依頼したことで、景気の二番底懸念が一層現実味を増してきたことも影響し、日経平均株価は久しぶりに下落幅が300円を超える結果となりました。



いやー、駄目ですね。日本経済は。



まあ駄目なのは今に始まったことではありませんが、もう少し一般投資家、ひいては国民全体の情報弱者っぷりの改善が求められているように感じます。

そもそも流されやすいこの国民性が今回の民主党の愚行の数々を認めてしまっています。
少し民主党政権について話しましょう。

先進各国が経済対策に躍起になり、その結果がプラスの影響となり成果を残す中、日本は長らく続いた自民党の一党独裁が終焉し、民主党が政権与党になりました。

野党時代から民主党が掲げてきた「大きな政府」路線を嫌気して、市場関係者はこれをまったく歓迎しませんでした。なぜなら、福祉などにお金を使いまくってその結果大幅に増税する大きな政府というのは、資本主義社会においては経済に悪影響を及ぼすことが多いからです。

また、大きな政府路線を最も嫌うのが外国人投資家であり、彼らが売買高の大きな割合を占める日本株市場いおいて、外国人投資家が逃げていくということは、当然ながら相場の下落につながると見られていました。

結果はご覧のとおりです。

日本株市場は売買高が低迷し、ちょっとしたニュースで大きく下げる非常に不安定な状態が続き、また、社会主義に突っ走っているかとさえ思えるような政策の数々に、他国の市況は活気付く中、日本株はずるずると下落していくという、まさに「一人負け」の状態が続いています。

そんな中、此度の円高局面を向かえ、まさに「泣きっ面にハチ」状態です。

円高の理由としては、

1. ドルへの不信による消去法的な円買い
2. ドルの超低金利で逆転した日米金利差を利用したキャリートレードの活性化
3. 巨大な闇の力が働いている(某巨大掲示板より)

などが主因といわれています。

1番目の理由は、確かにとうなずくこともありますが、2番目は、金利差といってもほんの10ベーシスポイント程度のものなので、少し疑問が残ります。3番目は、言わずもがなです・・・

いづれにせよ、この円高は一時的なものでしょう。

はっきり言って、今の円を買う理由は存在しません。日本という国が財政面からも社会保障、少子高齢化などの面からも完全に衰退の一途をたどる中、円の価値が上昇する局面というのは現実的ではありません。

しかし、円高が落ち着いたら日本株も上昇するか・・というと、そこはまた疑問です。

なにしろ政権与党の迷走が気になります。

最後に一言申し上げると、WT個人は今回の政権交代を前向きに受け止めています。なぜなら、政策の是非は置いておいて、少なくとも国民の政治への関心を喚起することには成功したからです。

一時的に株式市場に大打撃を与えているこの政権交代ですが、国民の情報弱者ぶりの改善には多少なりともつながった・・・と信じたいです。(笑)

以上
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